2019/12/7(土)に札幌ドームで開催された、J1リーグ第34節、コンサドーレ札幌vs川崎フロンターレの試合を観戦してきました。
今回の遠征は1泊2日。札幌には何度も行ったことがあるけれど、雪が降り積もる冬の季節に行くのは初めて!一応防寒対策はしっかりしたつもりだけど、果たして大丈夫なんだろうか…。もし現地に着いても寒さに耐えられないようだったら、服や靴を現地調達することも想定して、いざ札幌へ!
目次
スタジアムに着くまで
・羽田空港から新千歳空港へ
早朝に起きて自宅を出発し、羽田空港に到着すると、保安検査場への列がものすごい長さになっていてビックリ。土曜日の朝ということで、混雑を想定して少し早めに来ていたから、心の余裕はあったものの、想定以上の長さだった。
この行列の長さは、9月頃に保安検査が厳しくなって、くるぶし以上のブーツはゲート通過時に着脱しないといけなくなったのが大きい。札幌便は特に。結局保安検査場を通過したのは、締め切り時刻の数分前。そして即搭乗。締め切り時刻が5分早まったのも、精神的にちょっとキツかった。
空路自体は順調で、無事新千歳空港に到着。着いてまず最初にやったことは、空港内のローソンのロッピー端末から、今日の試合チケットを発券したこと。事前に発券しておけよって話だけど、ついつい試合当日、遠征先で発券することもしばしば。売店にロッピーが置いてあって良かった…。
ローソンでは、北海道限定のリボンナポリンを購入。ご当地限定ドリンクをついつい買ってしまうのも、遠征あるある。一見すると子ども用風邪薬のようなケミカルなオレンジ色だけど、ビーツという赤い野菜から抽出した色と甘さで、飲んでみると意外と優しい味わい。見た目と味のギャップが凄まじくて、脳がついていけないのもまた楽しい。
・新千歳空港:雪ミク スカイタウン
今回、早めに新千歳空港に着くようにしたのには理由があって、それが新千歳空港4階の「雪ミク スカイタウン」を訪れること。北海道限定の初音ミク「雪ミク」のミュージアムや売店では、グッズの種類の多さに圧倒!またグッズのひとつひとつが丁寧で可愛くて、自然と見入ってしまう。自分もつい雪ミクの北海道限定クリアファイルを買ってしまった。
展示されていた雪ミクのグッズの中には、雪ミクデザインのスキーやスノボの板も。これもまた北海道ならでは!全高60cmの精巧な雪ミク人形は、お値段70000円!そして最奥部には、等身大サイズの御本尊が待ち構えてた。神々しさすら感じられる…。
グッズ売り場の隣には、円形のミニシアターが併設されていて、チケットを買って中に入ると、ちょうど9:30から雪ミクのMVが上映。たまたま予約していた飛行機の便が、この映像の上映時間に間に合う時間だったという幸運もあるのだけど、観客はたまたま自分1人だったので貸し切り状態!贅沢!
映像は、シアターの円筒上の壁面に360度全部投影されるから、視覚的にも聴覚的にも、雪ミクの世界に包み込まれるかのよう!モーションキャプチャーされた雪ミクのダンスの3DCGもぬるぬる動くし、背景も高解像度でスピード感満点。音質もすごく良くて、技術の粋が結集された最高の映像体験でした!
・きのとやの「ブルーベリー入りチーズタルト」
札幌ドームに入る前に小腹を満たすために、新千歳空港2階の「きのとや」で、ブルーベリー入りのチーズタルトをぱくり。バラ売り可で、1個216円なのが嬉しい。すぐそばにベンチがあったので、さっそく座ってチーズタルトを食べてみると、見た目よりもあっさり目で爽やかな甘さ!新雪のように口の中で溶けていく食感がたまらない…最高!
・きのとやの「極上牛乳ソフト」
「きのとや」ではもう一品、極上牛乳ソフトも買ってしまった。見た目も綺麗だけど、食べてみるとクリームの密度のぎっしりさにビックリ!プラスチックの小型スプーンが突き刺さるほどのしっかりさ。そして食べても食べてもなかなか減らなくて、嬉しいのだけど食べるのは大変!でもクリームが甘ったるくないから永遠に食べていたくなる。新千歳空港のソフトクリーム総選挙で1位を獲得するのも納得!
・スタジアムまでのアクセス
新千歳空港からは、札幌市内へのシャトルバスで札幌ドームまで移動。ただでさえ渋滞が酷い路線な上に真冬なので、30分以上の遅れも覚悟していたけど、道中は割とスムーズに流れていて助かった。車道には雪が無くて凍結していなかったのも大きいかも。結局、遅れは15分程度で、空港からは1時間弱で札幌ドーム前のバス停で下車。
歩道には雪が踏み固められているけれど、気温が低いから市街地なのに雪質が良い!新潟の実家の周辺ではこんなに雪質は良くなかったので、妙なところで感心してしまう。路面は凍結してなくて幸い。川崎から履いてきた靴も、特に対策は不要そう。ビジター席なので、バス停からは反時計回りに3/4周まわって南ゲートへ。ようやく札幌ドームに着いた!
試合前の過ごし方
・スタジアム到着
自分が到着した頃は、一般開門から少し時間が経っていたので、並ぶことなく入場することができた。早速バックスタンド寄りの場所に座席を確保すると、ピッチ上では、札幌のアカデミーに所属していた選手たちの紅白戦(実際のユニも赤と白)が行われていて、のどかな良い雰囲気。外は寒いけど、ドームだから天候も気温も気にせず観戦できるのは本当にありがたい!
札幌ドームでは、アウェイ側の自由席と指定席との間が大きく離れているので、スタンドの一角だけ、色の違う観客が離れて密集してる。周りのホーム側の席が埋まっていないだけに、遠くから見るとかなり異様だった。
札幌ドームでは、ペットボトルの持ち込みは禁止で、空港で買ったリボンナポリンが飲み切れないまま残っていたので、入場時に紙コップに移し替えることに。しかし透明の紙コップなので、ただでさえビビッドなオレンジ色がさらに鮮明に見えてしまう!口の中に入れるのが憚られるほど。
ちなみに札幌ドーム対策として、さっきのローソンで紙パックの紅茶も一緒に買って持ち込んでます。紙パック飲料なら大丈夫。
・選手練習時の様子
試合前の選手練習が始まる頃には、ホーム側もアウェイ側もサポーターがびっしり。アウェイでもこんなに多くの川崎サポが詰めかけてる!そして声がドームの屋根に反響するから、なおさら良い雰囲気に。
今日ベンチ入りした旗手にもチャントが歌われ、それに対して旗手もお辞儀と拍手で返す。良い光景!
スタジアムグルメ
・札幌ドームのアウェイ側のスタジアムグルメ売店の様子
札幌ドームは数年前から、アウェイ側がホーム側から隔離されるようになってしまい、売店の選択肢が著しく制限されてしまったので、どの売店にもうんざりするほどの長蛇の列ができていた。確認できたのは、鉄板酒場と銀座ライオンと弁当屋、そしてKFCの4店。
自分は鉄板酒場てついちの列に並んだのだけど、並び始めてから料理を受け取るまで、50分近く待たされることに。この行列には正直閉口させられた。もっとも、自分が並んだタイミングが一番混雑していた時間帯だったらしく、キックオフ1時間前になるとどの売り場も空いてきた。こういうこともあるよね。
それでも、札幌ドームは再入場不可なんだから、今日のように大勢のアウェイサポが駆けつける試合では、アウェイ側でも買える店舗をもっと増やして欲しい。あとできれば、ザンギとかジンギスカンのような、北海道っぽい料理も売ってくれると嬉しい。遠方からの観客は食いつくはずだから!
・鉄板酒場てついちの「厚切り豚丼」:750円
アウェイ側のわずかな売店の中で、北海道っぽいスタジアムグルメを食べたいということで、十勝名物の豚丼を購入。豚肉もご飯も温かい状態ででてくるのは良いんだけど、さすがに写真と実物が違い過ぎてないですかね…。
肉は言うほど厚切りでもなくて、小さくカットされていて、豚丼の売りのダイナミックさの片鱗も感じられなかったのが残念。ソースはてり焼き風ではなく、あっさりとしたしょう油味で、こってり過ぎず良い塩梅でした。
試合について
・スタメン確認
スタメンは、2トップを予想していたメディアもあったけど、やはり自分が予想していた通り、悠の1トップでスタートすることに。交代で出てくるのは、ダミアンか知念か、はたまたベンチ入りした旗手か…。脇坂はそれまで暴れまくって欲しい!GKはソンリョンが先発で、新井がベンチに復帰。
そして今日も右SBは守田なんだな…。マギーニョもベンチにいるけど、現状の評価はそういうことなんだろう。守田は縦へのスピードのある菅とのマッチアップは相当苦戦するだろうけど、なんとか凌いで欲しい。守田ユニを着てる自分としては、守田はボランチか、せめてCBで見たかった。
おそらく今日は、ルヴァン杯決勝のリベンジに燃える札幌の方が、ウチよりも気持ちが入ったプレーをしてくるとは思う。それでも、かすかに残った3位への可能性に賭けて、ウチも今持てる力をすべて出し切って勝ちに行って欲しい。
・選手入場
札幌vs川崎、選手入場!厳しい試合になるだろうけど、今季最終戦、勝利で有終の美を飾って欲しい!間もなくキックオフ!
・試合概要
悠が試合前にコイントスを忘れるというポンコツっぷりを見せていて、これは吉兆かと思っていたら、まさか前半1分で先制ゴールを挙げるとは!脇坂が右サイドで抜け出して中央で悠が合わせた形。こういった美しく崩したゴールを、今季もっと見たかったんだよ…!
更に左からのFKで、キッカーの脇坂がゴール前で味方に合わせると見せかけて、直接ゴールを狙う!ク・ソンユンも意表を突かれ、直接FKが決まって追加点を奪う!その後もお互いに攻略法が分かっているチーム同士の対決だけに、今回も前半からシュートが続出!
札幌らしいロングボールでの展開からルーカスフェルナンデスに1点を返され、前半は2-1で折り返し。ミシャとの試合はいつも、サイドで押し込めればチャンスになるし、逆に押し込まれればピンチになるな…。両サイドの守田と車屋は、キツいだろうけど後半も頑張ってもらうしかない。
後半のキックオフ前に、札幌ドームの照明が一旦落ちて、札幌サポが赤いペンライトを光らせて選手を出迎える演出を披露。これも昼でも屋根に覆われているドームならではの趣向。なお我々川崎サポも、自分も含めて何人かは、スマホの白いライトを光らせて演出に勝手に加担。こういう良い意味での悪ノリはずっと続けていきたい。
後半も、最初はウチが押し込んでペースを作るも、決定機でことごとく決め切れず、ジェイを投入してロングボールを放り込んできた札幌のペースに。行ったり来たりの激しい、オープンな打ち合いの展開ながら、両GKの好セーブもあってお互いに決定機でゴールを奪えず。最後は札幌に押し込まれるも耐えて、結局後半はこのままスコアレスで終了。川崎2-1札幌。見てる方も疲れた…。
・試合終了直後の様子
試合後に、新井と北斗が、肩を組んでサポーターを背に記念撮影。そしてその光景を見て涙ぐむ田中碧。これは一体…。
ともあれ、最終戦を勝利で飾ることができたのは良かった!そしてこの勝利を現地で見ることができたのも嬉しい!しかし、このメンバーで戦うのも、今日で最後なんだな…。今季最後のバラジコラソンは、歓喜と惜別の念が入り混じった、胸にじんわりくる勝利の舞でした。
・公式記録
明治安田生命J1リーグ 第34節
2019年12月7日(土)14:03KO
札幌ドーム
札幌 1-2 川崎
(前半:1-2、後半:0-0)
1'小林 悠
13'脇坂 泰斗
34'ルーカス フェルナンデス
入場者数:26,399人
天候 / 気温 / 湿度:屋内 / 22.4℃ / 40%
Jリーグ公式: https://www.jleague.jp/match/leaguecup/2020/021601/live/
フロンターレ公式: https://www.frontale.co.jp/goto_game/2020/levain_cup/01.html
長くなったので、試合後の模様は次の記事へ…。
2019年札幌遠征1日目-後編(試合終了後)
https://gru-fro.com/2019/12/07/2019_sapporo_ensei1/