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[2020年ルヴァン杯]GS第1節 川崎vs清水

投稿日:2020-02-16 更新日:

2020/2/16(日)に等々力陸上競技場で開催された、ルヴァンカップ・グループステージ第1節、川崎フロンターレvs清水エスパルスの試合を観戦してきました。

今年はJ1リーグの開幕の1週間前に、ルヴァンカップのGSの試合が行われる日程。そのため、シーズン初の公式戦であると同時に、リーグ開幕前の最後の調整も兼ねていて、各チームとも、キャンプで仕込んできたサッカーの完成度を図る絶好の機会にしたいはず。

更にウチも清水も、4-3-3を導入した新しいサッカーへ移行し、今日がそのお披露目の場ということで、サポーター心理としても、ドキドキよりもワクワクの方が完全に勝っている状態!

ぐずついた天気で出足は鈍りがちながらも、心のなかはワクワク感満載でスタジアムに向かいました。

試合前の過ごし方

・スタジアム到着

雨が降っているのと、イベントが少ないということで、今日は一般開門後に等々力に到着〜。

雨は強く降ったり止んだりといった感じで、今日は終日不安定な気候の模様。なんとか試合が終わるまで雨が強まらないと良いのだけれど…。それでも、今年も等々力の青いトラックと緑のピッチを見ると、自然とテンションが上がる!正月にも高校選手権の試合で来たけれど、やっぱり高揚感が違う!今年もよろしく!

ただ、今季の公式戦の初戦なのに、客の出足はかなり遅い感じ。リーグ戦ではなくルヴァン杯なのと、雨と寒さのキツい悪天候に加えて、コロナウイルスの影響も少なからずあるんだろうな…。

 

・スタジアム内告知ポスター

スタジアム内には、新体制発表会見で堂々と宣言してしまった、等々力へのオーウェン招聘の件についてのポスターが掲示。しかも複数。

オリンピックまでの等々力開催の試合に出演してもらいたいと、現在スタッフがオーウェンと誠心誠意交渉中らしいけど、果たして本当に来てくれるのだろうか…。オーウェンと「 #一緒にオウエン 」というハッシュタグまで作っているけれども。ともあれ、この自虐的なテイストはクスリとさせられてしまう。

 

こちらは、来週のリーグ開幕戦となる鳥栖戦の告知ポスター。始球式には、柔道の古賀稔彦さんが登場!川崎市在住どころか、過去には自分が今住んでいる場所の近くに道場があったらしい。もしかしたら同じスーパーで買い物とかしているのかも。そう考えると、急に親近感が湧いてきて、より始球式も楽しみになってきた。

また、イガ・クロ・タニの3人も、昨シーズンで現役を引退したということで、OB選手として等々力に来るとのこと。スタジアム内での挨拶だけでなく、中西哲生さんとのトークショーもあるのは嬉しい!

でも名前の呼び方が「井川祐輔氏」とか「黒津勝さん」とかに変わっているのを聞くたびに、「もう選手じゃないんだ…」と寂しさを覚えてしまうのもまた事実。ともあれ、3人とも自分がサポーターになった頃にフロンターレで試合に出ていた選手たちなだけに、再会が今から楽しみ!

・フロンターレ神社

今日のフロンターレ神社には、ショウガがお供えされているのを発見。そう言えば公式ツイッターで、陸前高田産のショウガをフロンターレ神社に奉納している様子がアップされてたっけ。でもなんでショウガなんだろうか…?

結局試合当日はその謎が分からなかったのだけど、翌日ツイッターを見て、「フロンターレ神社(ジンジャー)」と言いたかっただけだったことが判明。ダジャレかよ!…いや、今更ダジャレなのはウチの芸風だから仕方ないのだけど、思いつかなかった自分の頭の固さが悔しい。

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スタジアムグルメ

・極の「川崎麻婆豆腐丼」:700円

メインスタンド、山田うどんの跡地に新しくオープンした「極(KIWAMI)」の麻婆豆腐丼。餡にたっぷりととろみがついていて、家庭的な味かと思いきや、唐辛子の突き刺さる辛さと、花椒や山椒の痺れる辛さが一気に襲って来る本格派!

辛さが強い分、ご飯が欲しくなってきて、上の麻婆豆腐と下のご飯を交互に食べ進めてしまい、あっという間に完食してしまった。ご飯がある分、豆腐の量は少な目で餡が多め。麻婆豆腐「丼」としてのバランスをきちんと計算しているのが伺える。一応日本人の口に合った辛さだけど、辛さが苦手な方は要注意!

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極は、今日オープンした新店舗ということで、さぞかし長蛇の列ができているのかと思いきや、列は短い上に進みがめちゃくちゃ速い!あっという間に売り場のそばに来て、窓口の奥を見てみると、バックヤードの人数が多くて、初めてとは思えないほどオペレーションがこなれてる!

おそらく別の場所で料理を提供したことがあるのだろうけど、初出店の場所でこんな洗練された接客対応ができているなんて凄い!これは今日だけなのか…いや、今後も継続してもらいたい!

なお、一般開門から40分後の時点で牛すじカレーが完売し、50分後の時点で麻婆豆腐丼のご飯が売り切れ、麻婆豆腐だけを600円で販売してました。自分はギリギリ麻婆豆腐丼を買えたけど、あと少し遅かったらご飯無しになっていたんだな…。上にも書いたけど、この麻婆豆腐は麻婆豆腐丼として食べた方がオススメ!

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・ふくろうの「伊勢しょうゆ唐揚げ」:600円

フロンパークに今年初出店した唐揚げ屋。揚げたてアツアツで出てきた唐揚げに、たまり醤油がたっぷりと掛かっていて、しょっぱいのかと思いきやガツンと甘い!まるで、おばあちゃんのぽたぽた焼の唐揚げ版を食べているかのような甘じょっぱさ。ただでさえ濃い味付けなのに、さらに+100円でタルタルや明太マヨといったソースや、+200円で食べるラー油のトッピングも可能!

量も結構多くて、容器のふたからはみ出るほど。一人で全部食べると、最後の方はクドくなりがちなので、この唐揚げは二人以上でシェアして食べるのがオススメ。お子さま受けするハッキリとした味付けなので、親子で食べるのも最適。…というか、白いご飯が欲しくなってくる~!

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・ブラジルキッチンの「コラソン・デ・フランゴ」:300円

フロンパークではいくつもの店が入れ替わっても、ブラジルキッチンは今年も健在!鶏の心臓を焼いて塩でいただくこの串焼きは、年々肉の処理の仕方が良くなっていて、臭みが無くなってしっかりと下味もついて美味しさも増してる!個人的には、もう少しクセが強くても大丈夫なのだけど。ともあれ、今年もお世話になります!!

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試合について

・スタメン確認

新システムの4-3-3の船出!注目の右SBは山根、アンカーには田中碧、トップにはダミアンを起用!インサイドハーフはリョータと脇坂、この二人の動きが鍵を握りそう。U-21枠の宮代は、右WGでの起用になりそう。また左サイドは竜也とノボリ。ベンチには三笘や旗手も入ってフレッシュ!沖縄でのTMで鼻を負傷した家長も、無事ベンチ入りしていてホッと一安心。

あと、GKのスタメンは予想通りソンリョンだけど、熾烈な2ndGK争いをまず制したのは安藤!今季はキャンプからかなり良い動きをしているとは聞いていただけに、満を持してのベンチ入り!今後過密日程に突入したら、試合出場も大いにありそう!

一方の清水も、シティ仕込みの4-3-3の新システムをお披露目。岡崎やティーラシンといった移籍組はベンチスタートながら、4-3-3での戦い方が現時点でどこまで浸透しているのかが気になるところ。テセと西部がベンチ入りして等々力に来るのは嬉しい!U-21枠は西村。

・選手入場

川崎vs清水、選手入場!今年最初の公式戦、新しいフロンターレのサッカーが、もうすぐ明らかに!待ちに待った一戦、間もなくキックオフ!

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・試合概要

ウチも清水もどちらも同じ4-3-3ながら、前半の立ち上がりから川崎が攻守で圧倒。開始25分までに立て続けに2点入り、1点目は左から、2点目は右から、それぞれ敵陣深く侵入し、それを中央でダミアンと竜也が合わせた形。早速両サイドを広く使って相手を攻略できていて、昨年終盤の閉塞感を打開できているのは素晴らしい!

攻撃ではパスと判断のスピードの速さ、守備では高いDFラインとアグレッシブなプレッシングがとにかく際立ってた。前半は2-0で折り返し。

 

後半は一転して清水が主導権を握る展開。HTで監督から相当的確な指示があったのか、清水のパスの精度と速さが一気に上がり、川崎の選手たちのプレスがはまらない時間帯が続き、左サイドを崩されて1点を返される。

しかし川崎も、そこでやることは変えずに選手交代で状況を打開。失点前に宮代に代わって投入された旗手が、失点直後に早速右サイドを切り裂いて竜也のゴールをアシスト!試合としては、この3点目が大きかった。

さらにダミアンに代わって投入された悠が2ゴール。特に最後の5点目は、やはり途中投入の三笘が試合終了間際に右足アウトサイドで上げたクロスに合わせたもの。選手も戦術もフレッシュな新生フロンターレ、終わってみれば5-1の快勝での船出!

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・試合終了直後の様子

試合終了直後に、西部とテセがGゾーン前に来てくれて一礼。スタンドからも大きな拍手が沸き起こってました。ヒーローインタビュー中ということで、2人の挨拶がなかったのは少し残念だったけど、来てくれただけでも嬉しい!

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今日の「あんたが大賞」は、左WGとして先発してキレキレな動きで常に相手の脅威となり、2ゴールを決めた長谷川竜也!圧巻のプレーぶりでした。

Gゾーン前に移動すると、ジェジエウが「ミンナ、イッショ!」とサポーターに声を掛けたあと、バラバラバラの掛け声を先導。注目の音程は今季も不安定!でもそこもまた愛らしい!

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試合後のピッチ上では、今日ベンチ入りしたものの出番のなかった家長・守田・車屋の3人が、軽くランニングしてコンディションを調整。3人とも、きっと出番はやってくるはず。良い準備をして次に備えて欲しい!

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・公式記録

JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第1節
2020年2月16日(日)14:03KO
等々力陸上競技場

川崎 5-1 清水
(前半:2-0、後半:3-1)

10'レアンドロ ダミアン
23'長谷川 竜也
67'石毛 秀樹
74'長谷川 竜也
83'小林 悠
90+5'小林 悠

入場者数:17,057人
天候 / 気温 / 湿度:曇 / 12.9℃ / 79%

Jリーグ公式: https://www.jleague.jp/match/leaguecup/2020/021601/live/
フロンターレ公式: https://www.frontale.co.jp/goto_game/2020/levain_cup/01.html

 

・試合感想1:新システムについて

まさに新生フロンターレの初陣を飾る、素晴らしい試合!

自分は今年のキャンプは見れてなかったけれど、キャンプ中からゴールを多く取っていて、監督も選手もコメントで新システムの手応えを掴んでいると語っていただけに、それが公式戦の初戦で早くも実証されたのが嬉しい。

一番変わったのはウイングの動き。昨年までの攻撃は、選手間の距離を狭めて、細かいパスで崩していくやり方だった。それが今年は、両ウイングがピッチの幅を広く取って、相手が食いついてきたら上がってきた他の選手を使い、食いつかなければ自分で突破したりと、攻撃のバリエーションが一気に増えたのがデカい。

実際にこの試合でも、相手のSBとCBの間に開いたスペースにスルーパスを通したり後ろから走り込んだりと、さっそく3トップを生かした攻撃が機能。特に長谷川竜也はキレキレで、まるで水を得た魚のよう。それでも、選手同士の連携はまだまだ良くなるはず!

 

中盤の3枚は、逆三角形だけでなく、フラット気味に並ぶこともあって、田中碧と大島僚太は入れ替わる場面も。「アンカーの両横のスペース」という弱点をこういった形でも潰していたのかと納得。

もちろん定石通りにDFラインを高く取って、縦にコンパクトにしてスペースを消していた場面も、特に前半は多くあって、プレスが掛けやすくなっているなと実感。それだけに、後半間延びしたときに相手への寄せが遅れてしまい、相手にボールを握られる展開になったのは、今後の課題のひとつだと思う。

このサッカーは、体力の有り余っている今の時期は良いけれど、今後過密日程やリーグ終盤で疲れが溜まっていたり、蒸し暑い夏場での試合でも、果たして同じようなサッカーができるのだろうか…。新しいサッカーでタイトルを獲るには、そこがカギになってきそう。選手は大変だろうけど、頑張って欲しい!

 

それでも、システムが4-3-3になったことで、風間監督時代の「局地戦での崩し」と、鬼木監督の「球際に厳しく切り替えの速い守備」が、どちらもやりやすくなったのもまた確か。

そう考えると、学が先日スキフロで語っていたように、全く新しいことをやっているのではなく、今までのフロンターレが積み重ねてきたことを活かした戦い方というのが良く理解できる。まさに温故知新。古くて新しいこのサッカーが、今後更に進化を遂げるのが楽しみで仕方ない!

 

・試合感想2:印象に残った選手について

印象に残った選手を何人か挙げると、まずダミアンの足元の技術がぐんと良くなっていて、ボールが止まるようになったのがデカい。今年のダミアンには本当に期待できそう!

脇坂は昨年からの好調を維持していて、今日は更にダイレクトパスの精度と判断の速さに磨きがかかったように思える。新システムにもすっかり手中に収めていて、日に日に凄味を増してきてる。

田中碧はアンカーという難しい役回りで奮闘していたけれど、相手に厳しく詰め寄られて判断する時間がないときは、まだパスが甘くなる傾向が顔を覗かせてた。そこがクリアできれば、本人が課題と言っていたゲームメイクでも一皮向けるはず。

山根は新加入とは思えないくらい機能していて、良い意味でビックリ!昨年こそ3バックのCBだったけど、やはり本来はSBやWBで積極的な攻撃参加が持ち味というのが良く分かるプレーぶりだった。リーグ開幕戦もスタメンかな。

最後に、清水の新GKネト・ヴォルピは、足元の技術と速く正確なキックが持ち味で、かなりの逸材!清水のやりたいサッカーにも合致していて、今後リーグ戦でも大いに活躍しそう!要注目!

 

試合後の過ごし方

・スタジアム周辺の様子

結局、雨は試合前も試合中も試合後も、降りそうでギリギリ降らず。降っても小雨がぱらつく程度で、本当に助かった!
「俺たちの等々力」、今年もよろしく!

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エンブレムとともにデザインがリニューアルされた、清水の選手バス。独特なフォントとフラットなデザインでシャープな印象を受ける…けど、差し色が黒ではなく、青に近い紺色に変わったことで、パッと見ると新潟っぽくも見える。どこかに「亀田製菓」と書いてあってもおかしくないかも。

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二ヶ領用水沿いでは、早咲きの桜が早くも花を咲かせていたので、思わずパチリ。雨露に濡れた花びらが綺麗~。

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・試合後の飲み会

そして、元住吉の沖縄料理屋「龍妃」で、今季最初の祝勝会!今年もたくさん勝利を分かち合えますように…!沖縄料理もオリオンビールもマンゴービアも、いつもと変わらぬ美味しさ!

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日曜の夜ということで、宴は21時前にはお開きに。しかし自分としては結構酒を飲んでしまい、家に着く頃には結構フラフラ。TLを振り返ったり、やべっちFCを見ることもなく、敢えなく速攻で寝落ちしてしまった。もう少し試合後の余韻に浸りたかった…けど、ワクワク感に包まれたまま眠りに落ちることができるのもまた幸せ。

今季も楽しみなシーズンになりそうだ!

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